8.01.2011

簡単食養生 その① 「にんじゃドリンク」 ---Ninja Juice---

■にんじゃドリンク
"The fresh vegetables juice which is very good for your health."
はい、今回は野菜ジュースのレシピです。食欲不振など消化器系はもとより、全身の隅々まで血液循環をよくしてくれます。
ご存知の方も多いかも知れませんが、ニンジンには豊富なビタミンが含まれており、中でもビタミンAは粘膜や皮膚を丈夫にする働きがあります。ということは眼はもちろん血管、そして内臓全部によいと言えます。更には、血行をよくし記憶力もUP、精神を安定させ体を軽くします。そしてミネラルは、胃腸や肝臓を浄化して活発にする働きが期待できます。昔からニンジンは人の愛嬌をよくするという俗言もあるそうです。
血液は、全身に酸素や栄養素を運び、ガス交換も担っています。人間、全身に血がいい感じで巡ってナンボです。そうすると、臓腑がちゃんと機能し、バランスも整う。バランスの整った状態、それ即ち健康ということです。
ジャガイモ・・・ビタミン、ミネラルの宝庫です。薬効はホルモン様作用(副腎皮質様)。
※ 副腎皮質ホルモンの作用は、主に抗炎症・抗ストレスが知られています。民間療法では、関節痛や打撲痛の患部に塗ったり、痛風やリウマチの炎症が軽減したという報告があります。

にんじゃドリンク
(コップ約2杯分の量)

・人参1本 ---One carrot
・じゃがいも2個(芽はとりましょう) ---Three potatoes
・りんご1個 ---One apple
・レモン約1/2 ---Half of the lemons

血液が浄化され肌もきれいに。免疫力アップでスタミナもつく。意欲も自然と湧いてきます。これらの野菜をジューサーにかけます。ミキサーではドロドロになるのであきません。市販のすり卸器(木製のメの粗いタイプのもの)などで少し粗めにおろしてガーゼで搾る手動でもよし。じつはこの方がビタミンや酵素が丸ごと、しかも酸化せずにいただけるのでオススメです。手間を惜しんでいてはなんとやらです。ただ、毎日は大変なのでジューサーも十分効果あります。味に慣れなければレモン多めにしたり、ハチミツいれたり工夫してみてください。個人的には男爵の方が甘みがあって好きです。毎日でも飲んでOKです。ただ、最初のうちは好転反応としてお腹が痛くなったり、一時的に下したり人によっては慢性的に悩まされている症状(頭痛など)がでたりすることがあるかもしれません。そんなときは、量や回数で調整してみてください。言わずと知れたお野菜です、強い副作用など気にせず続けられるので嬉しいですよね。お子様も安心して飲んでいただけます。
ミネラルや葉酸も豊富で血液の状態をよくします。しかも漢法では-----上薬に分類され体の余分な脂肪やぜい肉が取れて、生理機能が円滑に営まれるようになる。その結果、全身状態がよくなり、体の動きが軽くなり神経状態も爽やかに充実する。-----とあります『神農本草経』より。なかなかどうしていいジュースなのです。
ただ、紹介してとても喜ばれるこの飲み物ですが、趣味趣向にちょいとうるさい方々には時折「美味しくない」や「味が苦手だ」などとうお声を頂戴します。私の経験では皮肉なことに、そうおっしゃる方の多くが長年悩まされている慢性の症状をお持ちだったりします。そんな貴殿におかれましては、是非ジュースだと思わず、お薬だと思って飲んでみてください。「そんな子どもじみた、言葉遊び」。まぁまぁそんなことはおっしゃらずに。というわけで、先輩先生に教わった当該ジュース。勝手ながら「にんじゃドリンク」と明記させていただきました。あしからず。
何卒、是非お試しいただけると嬉しく存じます。

<参考>
『ニンジャ・ドリンクに良いとされる主な疾患』
肝臓病、肝硬変、肝炎、糖尿病、高血圧、痛風、リウマチ、メニエール病、めまい、はきけ、自律神経症状、静脈瘤、膠原病、胃ポリープ、胸焼け、目のかすみ、肩こり、腰痛、便秘、乳がん、子宮がん、肺がん、体力・免疫力の低下などに良いとされています。