4.10.2011

簡単リラックス法 その① 「臍塩」

■臍塩(へそしお)
「臍」。そうです、あのお腹についているおヘソです。名付けて「臍塩リラックス」。って別に名付けなくってもよいわけですが。その名の通り、臍に自然塩(粗塩)をあてます。分量は母指の爪尖部少々大くらい(小さじ1杯程度。お子様であればお子様の親指、その人それぞれの親指が目安。後は症状の強弱、本人の心地よいと感じる感覚を頼りに調節。)を、ティッシュなど縦横約3cm程度に包んでいただき、後はお臍にサージカル・テープで貼るだけ。簡単でしょ?よくあるお茶パックなどがあると便利です。肌に直接貼るのは、荒れたりする可能性もあるので肌が弱く気になる方は1枚肌着の上からが良いでしょう。ただ、その場合、動いたりして位置がずれてしまうので症状の強弱によっては直接貼ることをお薦めします。自然のものなのでお薬の飲めない妊婦さんはもちろんのこと、お子さまやご老人の方にもいいですよね。お塩は精製・漂白をされていない自然塩を使用してください。自然塩はミネラルも豊富で塩そのものがそもそも熱を発しています。そして、臍は神闕という経穴(ツボ)で全身に、またあらゆる疾患によいとされています。全身の循環が促進され、体温も適切になれば免疫力も上がり、感染症の予防にも繋がります。私の知ってる限りでは、下痢(感冒・ノロウイルスなど)、便秘、生理痛、冷え症などに効果があったと報告を受けています。艾(もぐさ)があれば臍塩灸がベスト。お灸は体質改善や健康増進・維持にとても良いと古来より言われています。お灸がない場合、貼り付けた塩の上から使い捨てカイロを当てたり(貼るカイロが便利)、ドライヤーで温めたりするとよいでしょう。カイロも何も無い場合は手を臍にかざしたり、手を当ててあげるでけでもよいでしょう。私の友人の話。妊娠5ヶ月の冬にノロウイルスにかかって何かないですか?と相談されました。私は「臍塩ホカロン」を試してみてと伝え、その夜、友人は早速「臍塩ホカロン」を施しそのままグッスリ就寝。翌朝目覚め良く、下痢、嘔吐も治まり夜から普通食を食べれたそうです。回数や時間は先述のように症状のひどい場合などは、そのままお休みになられても構いません。また、臍塩を施したままお出かけになられることも良いでしょう。(生理痛がひどく辛いけれど、どうしても仕事などで出かけなければならない時など。)ただ何日か継続されたり、慢性の症状につき直接肌に貼ることを繰り返される場合において、テープによる肌荒れが心配されます。その場合は、一日に8時間程度にして使用後は肌荒れのケア(クリームやオイル)、肌着1枚の上に貼るなど工夫してください。そして、カイロを併用する場合は低音火傷のくれぐれ注意してください。カイロも肌着などの衣類の枚数で調節することをお薦めすます。特に、重度の糖尿病やその他の何らかの原因により感覚の鈍磨がみられる方、妊婦さん、お子さまやご老人の方は温度調節に注意が必要かもしれません。塩は半日~1日くらいで交換するとよいでしょう。ちなみに私の場合、テープは薬局などで市販されているサージカル・テープを利用しています。肌に直接貼る場合は和紙タイプのもの、肌着に貼る場合はホワイト・テープといったかんじで使い分けています。よかったら是非試してみてくださいね。

追記:
月経時には必ずといっていい程、この臍塩を実行されている方からの耳よりな情報。臍の溝に自然塩を適量つめた後、絆創膏でペタリ!これなら肌がデリケートな人にも安心ですよね。